執筆日:2021年5月6日
公開日:2021年5月6日
最終更新日:2021年12月23日
発達障害ブログ|発達障害者の就職 職場の人間関係
仕事でどうしてもミスをしてしまう
職場で人間関係をうまく築けない
こういったお悩みは、一般的にはどんな人でも抱える「みんなと同じ」悩みとされています。
しかし発達障害者のそれとなると、その問題は健常者の比ではありません。
そういった発達障害者さん、特に職場で理解を得られない方々のため、当事者のわたしにできることがあると思い、当サイトを開設しました。
発達障害に悩む方へ
このブログでは、発達障害の方の就労関係のお悩みを解決していきたいと考えています。
わたしも発達障害の当事者ですが、10年間企業で働いた経験を持っています。
そんな経験の中から、他の人の助けとなるものをひねり出していければと思っています。
発達障害とグレーゾーン
TwitterなどのSNSで当事者の話を聞くことがあります。
そんな中で、明確な診断が下りない「グレーゾーン」の人もたくさん見かけます。
グレーゾーンの人は、公的な支援を受けられなかったり、明確な診断が無いことから企業での配慮を受けられなかったりと、場合によっては診断が下りている発達障害者以上につらい境遇の方もたくさんいます。
当サイトでは、診断が下りた人だけでなく、グレーゾーンの人も含めて手助けできればと思っています。
ASDとADHD
発達障害は「自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、学習症(学習障害)、チック症、吃音」が含まれます。
当サイトでは以下の2つを取り扱います。
- 自閉スペクトラム症=ASD
- 注意欠如・多動症=ADHD
発達障害者が抱える職場での困りごと
職場での困りごとですが、大きく分けると下記の3つが挙げられます。
- 業務の指示をうまく理解できず、やり方を間違えてしまう
- 仕事のミスが多い
- 職場での人間関係、コミュニケーションがうまくいかない
ASDとADHDのいずれも、多かれ少なかれ下記のトラブルを抱える傾向があります。
どのトラブルも一朝一夕では解決できないものです。
ただ、いくらかの工夫を実践することで、問題をある程度軽減することは十分可能です。
わたしが職場や職業支援施設で得た知見を元に、いくつかアドバイスさせて頂こうと思っています。
職場の問題を解決するための取り組み
詳細は今後の記事で説明しますが、大まかな指針は下記の通りとなります。
- 業務フローや成果物など、仕事の全体像とゴールを理解する
- シングルタスク ー 複数の仕事を同時に持たない、風呂敷を広げない
- コミュニケーションは後天的に改善できる ー 企業の研修を活用する
先にも述べたとおり、完全ではないかもしれませんが、「問題をある程度軽減する」ことは十分可能です。
今後の当ブログでの記事をご覧頂ければありがたいです。
記事の信頼性
発達障害当事者として2015年から症状改善に取り組む。
自身の取り組みや10人以上の当事者と現実で関わった実体験を元に、ノウハウを提供している。